先日、面識のある方が新型コロナウイルスに感染したことを知りました、それも仕事での外出が主な原因で感染経路は不明です。
幸いまだ大事には至っておりませんが、陰性になるまで油断はできません。
新型コロナウイルスにこのまま侵食されると、医療崩壊を起こさせないことだけが主な目的になっている全国緊急事態宣言とそれに伴う自粛ですが、ワクチンの完成が遅くなってしまうと、中途半端な自粛なので感染者が日を追うごとに増えてしまいます。
いずれ 感染者>未感染 の状態が数ヶ月後にやってくるかもしれません
まさにそれはバイオハザードの世界、感染者は外出OKで自由を謳歌し・未感染者は引続き自粛と、なにやらよく解からない世の中になってくるのではないかと想像してしまいます。
数ヶ月後に「医療崩壊がまだ抑制されている最初の時期に感染してた方が良かった」など、そんな結果論まで飛び交う始末になってほしくはありませんが、メディアと世の中の意見をみていると「仕事の外出はしかたない」・「プライベートなど遊びはダメ」が今や常識となっているようです。
どちらも感染した事実は同じことなのですが、なぜ仕事だと仕方がない(許される)で終わってしまうのか非常に理解に苦しみます。
どちらかと言えばプライベートで感染した方が自己責任なので、そちらの方が私からすれば許されると理解したいのですが、これはいま世の中の非常識です。
・・・お店や交通機関が全て休みだとプライベートで外出する理由も限られますが、まだ営業しています。
仕事で感染して亡くなったり、他人に感染させるのは問題ないと言っているのと同じことなのですが、人の命は仕事よりどうやらこの国では軽いようです。
きっと日本自体がブラック企業そのものの体質なのでしょう
特定の企業をとってブラック企業と言う前に、その根底にある日本のブラック企業体質「こんな危険な時期でも生活をするため、仕事に行くことしか選択が出来ない」を治さない限り「仕事であれば仕方がない」で終わってしまい、結果として大事な人の命を失う
そのようなことが常識になっているのです。
新型コロナウイルスに感染すると、ワクチン・薬もなく最悪は死に至る危険性があることを、誰も理解してないのでしょうか?
医療関係を除けば、人の命は仕事より軽いとなっている現状、それがこの人命軽視を象徴している全国緊急事態宣言中の日本の通勤風景です。
とりあえず今は感染された方の無事を祈るのみです。